「パリピ」なら踊れて当然?噂の「パリピダンス」に迫る
どうも、あさのあっぴーです。
前回は、二次元のダンスについて書いたので、今回はダンス繋がりということで「パリピダンス」について書きたいと思います。
というのも、以前「どうやらパリピダンスと呼ばれるものがあるらしい」と仲間内で話題になって、ちょこっと調べてみたのですが、これがなかなか興味深い。
#パリピダンス 超気になる
— あさのあっぴー (@asanoappy) December 27, 2015
◆パリピとは
さて、みなさんは「パリピ」という言葉をご存知でしょうか?
昨年のギャル流行語大賞(そんなものがあるとは!?)の1位に選ばれたのが、この「パリピ」です。
クラブやフェス・ファンランといったノリの良い社交的な場所が好きな人々のことを指す言葉としてTwitterやInstagram、日常会話において多数使用されたほか、「昨日もパリピだった」「パリピなう!」など、楽しんでいる状況を表す日常を“アゲてくれる”ギャル語としても大ヒットとなった。*1
「パーティーピーポー」を略した言葉で、みなさんもどこかで耳にしたことがあることかと思います。
「パリピダンス」はそんな「パリピ」達が踊るダンスのようです。
◆これがパリピダンスだ!
例えばこんなのとか。
これはほんの一部ですが、ざっとググるとこんな感じのものがたくさん出てきます。
Twitterやinstagramで直接サーチかけても山のように出てきますね。
#パリピダンス • Instagram photos and videos
◆パリピダンス…一体何者なんだ…???
これらの動画を見ていくと次のようなことがわかってきます。
①さまざまなスタイルのパリピダンス
→複数人でわいわい踊るものが主流だが、中にはテクニカルにシャッフルを一人で踊っているものもあるし、単に騒いでいるだけのものもある。
②とはいえ、パリピダンスといえばこの曲、W&W《Rave After Rave》
W&W - Rave After Rave (Original Mix)
→さまざまなパリピダンスがある中でも、パリピダンスといえばこの曲という合意形成がなされているようです。
Krewella《party monster》が使われているものも存在。
→どちらも振り付けがあるように見受けられる。
③ドロップが始まるところで激しい踊り
→曲のどのパートで踊るかということについて共通の認識がある(ドロップで振り付けとなると、ランニングマンやジェットマン等でお馴染みの三代目J soul Brothersの影響?
◆振り付けの持つ吸引力
しかし、どういう経緯で振り付けらしきものが付いていったのかが気になる…どなたかご存知の方はこっそり教えて下さい!
さて、こうした動画を見ていて、印象的だなと思った点が2つあります。はずは、「パリピダンス」と呼ばれるものの多くは、思いの外、特定の振り付けありきなことです。
「パリピダンス」って最初聞いた時は、もっとパーリーピーポー!!!!って感じに各々が好き勝手踊ってる様子を勝手にイメージしてたんですが、案外振り付けに縛られるものだなあと。
思えば、昨今のパリピ代表曲(??)な《R.Y.U.S.E.I.》なんかは「ランニングマン」と呼ばれる振り付けも含めて流行したし、そもそも、特定の振り付けがないと流行もしないし、認識すら出来ないのかもしれません。
「特定の振り付け」という点に焦点を当てると、前回取り上げた《シュガーソングとビターステップ》も、結局はラインダンスという振り付けに回収されてしまうし、振り付けが持つ吸引力は思いの外強いようです。
もう一つは、アニクラでいうところの◯◯芸みたいなものなのかもしれない、ということ。
例えば、アニクラでは、《stone cold》がかかると、足を交互に上げながらその下でクラップをするハードな振り付け(?)が定番と化していますが、パリピダンスも特定の現場で誰かがやり始めていつの間にか広がって定着する、みたいな現象なのではないでしょうか。
どちらにせよ、我々は「振り付け」が与えられなければ踊れもしないし、パリピにもなりきれないのかもしれません。
あるいは、手元のデバイスで動画を撮ってSNSにシェアする、という行為が普及したことによって、よりSNS映えする、平たく言うとバズりやすい「振り付け」が要請されている、と考えることもできるでしょう。
◆まとめ
①パリピダンスが局地的に流行ってるっぽい
②《Rave After Rave》になぜか振り付けがついている
③我々は「振り付け」から逃れられないのかもしれない
皆様、ナイスな振り付けと共に良きパリピライフをお送りください。
ではまた